武道館

11月2日
武道館へ。

wンズのコンサートです。
wンズが40周年コンサートをするというので、
パンフレットをつくるということになり、
そのコンサートの日が、誕生日だったこともあり、
思わず引き受けてしまいました。(7月頃のことだったけかな?)

60年代、70年代、80年代・・・と各年代の出来事を調べながら、wイルドワンズの写真とか、資料とか、ファンの方が集めてスクラップしていた切抜きを見たりしているうちに、
私までそちらの世界へ引き込まれちまってました

wンズのおじさんたちの、若い頃から、最近の様子までを、早送りで見ただけなのに、一緒に時間の空間を飛び越えたみたいになってます。
時代は過ぎ去るし.
でも、残るんやね.
おじさんたちは、いったいどんなんやったん?
好奇心がガサガサワサワサ騒ぎ立てて、そんでもって
1人、にんまりしながら資料をそろえていた時間.面白かったんやってな

そうやって出来上がっていったパンフレットが、いよいよお客さんの元へ届くと
それから、どうなるの!
いてもたってもおられずに、武道館へ。

もう日がおちて、暗かったけど、
なんかつんのめったみたいな
武道館の屋根の形が、夜にぼやけて見える。
提灯やら、出店があって、お祭り気分ですよ.
1人で知らない場所へ潜入するのは、何歳になってもすき.
すき

パスをズボンにはっつけて、
一般の人とちょっとちがうとこから入って、
ニヤニヤしないように気をつけながら
中に入ると、
そこから先は、もうシラナイヨ!

キャットキャット大騒ぎしたいけど、
興奮してしまっているけど、
いったいどこで見てよいものだろか、
ふと隣にいたおじさんが、
wンズのマネージャーに顔が似ていたから、
この人は、Uさんのお兄さんかな?
と思い、
ジャ、座る席を教えてくれるだろう
と思い、
どこに座ったらよいですか?
と尋ねたところ、
「アイドンノー」
との返事.
日本人ではなかったか.と思うと、
「わからないけど、フォローミー」
というので、ついていくことにした
伯父さんとその友人は、わたしのパスを見て、あんたはどこでも座れるんだよといったので、
ど真ん中の席に座ってたら、そこが込んできたから
立ち上がったら、すぐに席が埋まっちまった

前に座ってる人たちが、次から次へとパンフレットを開いてみ初めて、おや!
オヤ!コッチデモ!
みんなみていてくれている。
メンバーの方が自分の写真を見て懐かしそうにしていたけど、
お客さんもみんな同じ心かもなあ
なんて、思ったら胸が熱くて、なみだがでる
よかった!とおもって、私も果てしない40年を振り返ってみたのです

それから、それから、どしたっけ.

あ、トイレに行っておこうと思って外へ出ようとしたら、
さっきの、フォローミー伯父がいて、話をするうちに、
伯父さんの友人は、今夜ゲストで登場するjュリーさんの衣裳を作った人なのだそうだ。
なるほど、だから、マネージャーのお兄さんかと間違えたのかもしれないや
なんだか気があったので、3人でコンサートを並んで観た.

wイルドワンズの歌は初めて聴くが、どれも知らんかった.
けど、カセさんが嬉しそうにエレキを響かせるので、
うんうん、よかった
途中で、会場中の人々と「バラが咲いた」とか、「また会う日まで」とか、フォークソングを合唱して、
私も知っている歌だから、嬉しくて歌った

となりのおばさんとかおじさんとか
おじいさんとか
前の威勢のいいおにいちゃん?も
みんな歌ってた.
隣に座ったフォロミー伯父は「ボクはアンチだから」
といって歌わなかったけど、それはそれで気持ちのよい人だ

会場が暗くなって、次に明るくなった時には、
真赤な服に身を包んだ人がステージ上に現れたかと思ったら
「jュリー!」
と会場中から叫ぶ声が.
あの人がそうか! 何て華やかな人でしょう。
以前、「夢二」って映画でJリさんを見たけど、あれは若い頃のものやったんかな、今は少しちょっと、太ってる
でも、華やか.
wンズがバックで演奏して、タイガース時代の頃の曲とか、TOKIOとか、ステージの端からはじを駆けずり回って歌い、ジャンプして、とびはねて、そんな姿に、私は魅せられちまって気がついたらば
Jュリー!!
確か、君だけに・・・とかいう歌詞の曲があって、
それの出だしが、情熱的で私はこころをうばわれてしまいましたようです

でも、wイルドワンズのおじさんたちは、マイペースというか、jュリーとはまた違った空気をかもし出すので、
へんてこなバランスが、非常な感覚.良かった.あったかい人たちだと思いました.Jュリーはスター要素の強い人なのかな?
と、何も知らない者の目から見て、感じた
私の心を動かすとは、びっくりしたなあ

最後に、メンバーが1人ずつコメントをするんですが、
カセさんが言葉も出ないほど、胸いっぱいになって、わたしも
胸いっぱいで、またもや涙ぽろぽろり
今がどうとか、昔がどうとか、そういうことではなくて、
40年前も、30年前も、いまも
同じで、思い切り生きている感じがする.

魅惑の時代を生きてきた人たちがいて、
その人たちが年をとって
年をとったその人たちと
この時代で出会えて

出会えたとは云っても
すでに生きてきていて。
宇宙の時間がくっついたのかな
こういう出会いがあったことも
私の心に留めて、
また、今日も生きているのって、なんか、それだけでいいな

何があっても、なくても、
生きていくと、日々が蓄積していくんだな

蓄積の上にさらにまた、喜びとか悲しいのが
かぶさったりして、
何層にもなって
見たことのない色になったりして
みんなに同じだけ日々がめぐるので、
どんな風にも生きられるネっと.


そんな風で、感動して、誕生日の夜は過ぎ去りましたとさっと

フォロミー伯父とは握手してわかれた
いつかまた会えますね