マリー

11.7
午前、西荻の八百屋さんへトルコレーズンを買いにいく.
お昼、カボチャキャベツブロッコリなどゆで野菜をたっぷりとる.
昼下がり、フォロミー伯父にあいにいってみようという気持ちになり、代官山のお店へ足を運ぶ.
ヨーロッパで探してくるっていうお洋服.
かわいいんだ.
あのおじさんがこんなきらきらお茶目なのにセクシーなのを選ぶのか.
たのしそうニクイネ.
3時、おやつを持って試写会へいく.満員のため、特等席で見ることができた「マリー・アントワネット
マリーの心の揺らぐ様子を描き出す.ということだったんだけど、

ちょっと、そこは物足りない感じ.
でも、実際にベルサイユ宮殿を使って撮影したっていうから、
フランスは映画大国なんだなあ.そういうところで協力的にしてくれるなんて素晴らしいな.
文化を奨励する国なんだよ.って誰かが言っていたけれど、ほんとうに、そうなんだな.文化人て、どんな人なのかな?文化の日ってあるが、毎日が文化の日で、祭りみたいだと、それはそれで大変かな.
国を挙げて“文化”化しなくとも、自分が“文化”化するのはどうだろう.
とっくのむかしから、星が与えてくれてんのかも知んないけど.
私はいまこれを読んでいるとか.
これが面白いとか.
人には伝えきれない喜びを自身の中に見出してんの.
こういう快感は、言葉では言い表せない
あれが、面白インだよ
せいぜいこれくらい
でもいいとおもうの
生きる中で、自分が、いいなあ、心地いいなあ
あれってなんだろう
これってなんだろう
きもちいーい

ゆらーりとかんじられるのって
さいこう

でも、恋は別かも.
ドキーっとなったら最後.
もう、激しく胸が高鳴るというか
からだが熱いとか.
絶対病気.
恋は病気ぜったい
でも、すごくいい


半蔵門から九段下まで歩く.
日がおちて、お堀の黒い水辺に、白い白鳥が3羽浮かんでいて、
見とれる.そのうちこちらへよってきて、
長い首をゆうらりと水に突っ込む.
おい
と呼んだら、こっちをみているようなんだ
あの鳥は話がわかるんかも
わたしも白鳥語がわかるんかも

夕暮れ時、神保町のミロンガで久しぶりに、貝芯のえみさんと会う.
とても会いたかったから、会いたいときに会えるなんて最高.だ
誕生日に財布を贈っていただいた.
甘茶色に花柄の彫り物がしてあるんだ.
桐の箱のような箱に入っていて、黒と金のお洒落な紙で包んでありました.
6年前に上野の不忍池のガラクタ市で買ったのを、ずっと使っていたから、こんな素敵なお財布をどうしよう!うれしいね!

今夜はなして、わたしは、けじめをつけたいと思ったよ.
これは、ひょっとしたら、間単に流せてしまえることだけど、
わたしは、初めて、はっきりと、けじめをつけたいと思えた.

帰り道、両の手の平で、財布の感触を味わってみた.
気持ちいいんだ.

何でも、自分が決めて生きてきているし、
これからも.そう

そのまんま.まんまなのよ